甘えられない長女だった私が、今伝えたいこと

心理学

皆さんには兄弟姉妹、いますか?

私は妹がひとりいます。
仲はいいと思います。でも「妹」と言うだけで、私はいつも「お姉ちゃん」でいなきゃ、と思ってしまいます。

外でも気づけば「しっかりしてるね」って言われて、安心されたまま放っておかれることも多くて――。

“しっかり者だね”って言われて育ったけど、
私はいつから“甘えちゃいけない人”になったんだろう?

長子だから。
お姉ちゃんだから。
その言葉の裏で、たくさんの気持ちを飲み込んできた人って、多いんじゃないかなって思います。

一緒に少し悪いことをしても、怒られるときには気がつけば私だけが怒られていたり、
妹と同じタイミングで体調を崩した際も、お母さんは妹のケアを優先していたり。
私自身も体調が悪くて、本当は抱きしめてほしかったのに、そんなことは一言も言えず、
ひとりでトイレで吐いていたこともありました。
そのことすら誰にも言えず、ひとりでやり過ごしていたのです。

今になって思うのは、
甘えられるときに甘えておけばよかったな。

甘えたい気持ちは人一倍あるのに、誰にも甘えられなくなってしまうのだと気づきました。

その気持ちが大きいほど、うまく消化できなくて、苦しくなる時もある。

だから今は、
せめて自分が、自分の一番の味方でいてあげたい。
「甘えていいよ」「頑張ったね」って、
誰かに言ってもらえなかった分、自分で言ってあげたい。

だからこそ、これからは自分で自分を甘やかしてあげたいと思います。
この気持ちをきちんと受け止めて、自分自身を大切にしていきたいです。

今日も、妹が新卒で社会人になったばかりで、泣いてしまっていたので話を聞いて慰めていました。
だけど、ふと思ったんです。
私も転職したばかりの頃、つらくて泣きながら仕事をする日があったのに、
そんな自分の気持ちは、どこかネタっぽく笑い話にしてしまっていたなって。

「泣きたいほどしんどいんだよ」なんて、ちゃんと伝えたこともなかった。
甘えられる場所があるなんて、最初から思っていなかったのかもしれません。
でも本当は、誰かに話を聞いてもらいたかったし、慰めてもらいたかった。

だからこそ、今の私は、昔の自分が“してほしかったこと”を、
目の前の誰かにしてあげられる人でありたいなと思っています。
泣いている妹にかけた言葉は、昔の自分にかけてあげたかった言葉なのかもしれません。

だからもし今、私と同じように、つらさを抱えている人がいるなら——
「無理に頑張らなくていいよ」って伝えたいし、ただそばにいて話を聞きたい。

励ましたり正解を出したりはできないかもしれないけど、
「ちゃんと見てるよ」「聞いてるよ」って、そうやって誰かの心に寄り添える人でいたい。

私もまだまだ自分の気持ちと向き合いながら歩んでいます。
だからこそ、誰かのつらさに寄り添い、そっと手を差し伸べられる人でありたい。

もしこの記事を読んで「私もそうだった」と感じる方がいたら、
どうか一人で抱え込まず、誰かに話してみてほしい。

あなたの気持ちはちゃんと届いていますよ。

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